一緒に踊るということ 〜アンサンブル部門のご紹介〜

こんにちは。
日頃より、生徒さんの指導に心を尽くされている先生方に、心より敬意を表します。
さて今日は、「日本国際バレエフェスティバル」で行われるアンサンブル部門について、少しご紹介をさせていただけたらと思います。

「舞台に立つ」という経験のその先に
バレエは、とても繊細で個人的な芸術でもありますが、
同時に「誰かと踊る」ことで広がる学びや感動も、たしかに存在します。
たとえば――
- 自分の動きが、相手にどう映っているかを感じること。
- 音楽を一緒に呼吸しながら味わうこと。
- 「合わせよう」という気持ちが、自然と芽生えてくること。
こうした体験は、舞台の上でこそ育まれるもののように感じています。

アンサンブル部門について
この部門では、2名から最大16名まででのグループ作品をご出場いただけます。
内容はクラシックバレエやジャズダンス、コンテンポラリーダンス、キャラクターダンス作品など、教室ごとの特色が出せる自由な形式です。
4分以内の作品で、過去に発表会などで披露された演目を再構成して出場されるケースも多くございます。
トウシューズの使用は、小学5年生以上から可能です。


競うのではなく、たたえ合うかたちで
アンサンブル部門では、「順位」を競うのではなく、
作品の完成度や表現力を評価したうえで、Gold/Silver/Bronzeのいずれかがすべての出場者に贈られます。
それぞれのグループが「賞状を手にできる」という安心感も、
初めての舞台に挑戦される方や、保護者様の心にも、やさしく寄り添ってくれるように思います。
記録としても、未来の力になる
- 舞台での映像データ
- 審査員からの審査データ
これらは、記録として残るだけでなく、次の目標への道しるべにもなります。
ときに「作品で出場したこと」が、進学や海外挑戦の一歩になることもあるのです。

教室としての取り組みが評価される機会にも
このアンサンブル部門での出場は、フェスティバル全体での「ベストスクール賞」の選考にも関わります。
また、Best Teacher賞の対象ともなるため、指導者の力が認められる機会としても価値ある舞台です。

最後に
発表会のあと、「このメンバーで、もう一度踊らせてあげたい」と思われたことはありませんか?
アンサンブル部門は、そんな想いにそっと寄り添える場所だと思っています。
生徒さんの中にある「誰かと一緒に踊る喜び」を、
今だからこそ、少しだけ背中を押してあげられるかもしれません。
ご関心のある先生は、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

